統計ダッシュボードの使い方

解析ログのサマリー表示・ケイデンス統計・隊列タイムラインを確認するツール

目次

  1. 画面の全体構成
  2. ログファイルの開き方
  3. サマリーカード
  4. ケイデンステーブル
  5. 隊列タイムライン
  6. 姿勢検出

1. 画面の全体構成

ダッシュボードは上から順にサマリーカード、ケイデンステーブル、隊列タイムライン、姿勢検出の4つのブロックで構成されています。

A: サマリーカード(処理フレーム・FPS・イベント数 etc.) ケイデンス 高RPM 高加速度 B: フィルタタブ ID 計測数 平均RPM 最高RPM 平均速度 最高速度 最大加速 5番 61 12 72 148 48.6 C: ケイデンステーブル(ソート・フィルタ対応) 15:45:35 一列棒状 5番 9番 → ... D: 隊列タイムライン(車番カラーバッジ) 15:48:30 4:11 7番 立ちこぎ conf=0.90 E: 姿勢検出
ダッシュボード画面レイアウト概要(A〜E)

2. ログファイルの開き方

2つの方法があります。

方法 A: ファイルピッカーで直接開く

画面の「ファイルを選択」ボタンから .log ファイルを選択します。サーバー不要でローカルファイルをそのまま読み込めます。

方法 B: URL パラメータで指定

HTTPサーバー上にログを配置し、?file= パラメータで指定します。

python3 -m http.server 3000
http://localhost:3000/keirin_dashboard_v2.html?file=2026-03-30/race_4.log

方法 C: ポータルから開く

ポータルページの「ログを開く」ボタンからファイルを選択すると、自動的にダッシュボードへ遷移します。

3. サマリーカード

ログファイルの解析完了サマリーから抽出した概要情報です。

処理フレーム
映像全体で処理されたフレーム数
処理時間 / 平均FPS
解析にかかった実時間と処理速度
ケイデンス記録
ケイデンス検出の総記録数
イベント数 / VLMイベント
検出されたイベントの総数とVLM由来の内訳
姿勢検出
VLMが検出した姿勢変化(立ちこぎ等)の件数
VLMモデル / バンク周長
使用されたVLMモデルとバンクの設定値

4. ケイデンステーブル

検出された各トラッキングID別のケイデンス(ペダル回転数)統計です。

テーブルの列

列名説明
IDトラッキングID。車番が判明している場合はカラーバッジも表示
計測数そのIDでケイデンスが計測された回数
平均/最高/最低 RPMペダル回転数の統計値
平均/最高 速度ケイデンスから算出された速度(km/h)。バーチャートで視覚化
最大加速/減速加速度の最大・最小値(m/s²)。閾値超は色分け表示
最終RPM/速度記録の最後に取得された値

フィルタタブ

ケイデンス
全IDを表示(デフォルト)
高RPM (100+)
最高RPMが100以上のIDだけを表示。異常値の検出に有用
高加速度
加速度の絶対値が5以上のIDを抽出。急加速・急減速を確認

ソート

各列ヘッダーをクリックすると、その列で昇順/降順にソートできます。現在のソート列には または マークが表示されます。

RPMが150を超えるIDは赤色の「ホット」表示になります。これはケイデンス計測の誤検出の可能性があるため、注意して確認してください。

5. 隊列タイムライン

VLMが解析した隊列の推移を時系列で表示します。各エントリには時刻、隊列タイプ、選手の並び順(車番カラーバッジ)、説明文が含まれます。

隊列タイプの色分け

タイプ説明
一列棒状■ 青選手が一列に並んで走行
扇状■ 橙横に広がった隊列
分裂■ 赤先行グループと追走グループに分離
斜行■ 橙赤斜めに広がった隊列
不明■ 灰映像条件により隊列を特定できず

車番カラーバッジ

競輪の公式ジャージ色に準拠した色分けで車番を表示します。1番=白、2番=黒、3番=赤、4番=青、5番=黄、6番=緑、7番=橙、8番=桃、9番=紫

6. 姿勢検出

VLMが検出した選手の姿勢変化(例:立ちこぎへの変化)を表示します。

各エントリには解析時刻、レース内時刻(M:SS)、車番、姿勢タイプ、信頼度(conf)が含まれます。

姿勢検出は現在「立ちこぎ」の検出が中心です。VLMが seated(着座)から standing へ変化した選手のみがログに記録されます。